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wordpressの本番環境から、ローカル環境を作成する方法

2023/09/18

本番環境のワードプレスデータをダウンロード

ワードプレスファイル丸ごとダウンロード

Xサーバーで公開しているサイトであれば、ドメイン直下にpublic_htmlというファイルが存在し、その中にワードプレスデータが入っています。

さくらのレンタルサーバーであれば、ドメイン直下にwwwというファイルが存在し、その中にワードプレスデータが入っています。

そのため、public_html丸ごと、またはwww丸ごとダウンロードします。

※時折、public_htmlやwwwの中にwp等のファイル名でワードプレスファイルがまとめられている場合もありますので、その場合には、public_htmlやwwwの直下のファイルをダウンロードしても構いません。

htdocsファイル内にダウンロードファイルを移動

ダウンロードしてきたファイルを、MAMPアプリ内にあるhtdocsファイル内に移動し、public_htmlやwww等の名前を分かりやすい名前に変更します。

今回は“demo”で進めていきます。

SQLをエクスポートする

本番環境のphpMyAdminにアクセス

ユーザー名とパスワードを求められるので、データベースのユーザー名、パスワードを入力してログインします。
ユーザー名とパスワードは先ほどダウンロードしてきたワードプレスデータ内にあるwp-config.phpに記載がありますので、忘れてしまっても問題ありません。

wp-config.phpを開き、データベース情報が記載されているところを探します。

DB_USERがユーザー名、DB _PASSWORDがパスワードです。

ログインできましたら、データベース名をクリックし、上部メニューバーの“エクスポート”を開きます。

エクスポート方法は“詳細”にチェックを入れ、
テーブルは全て選択された状態で、
下の方へスクロールすると実行ボタンがありますので、押します。

ローカル環境にデータベースを作成する

MAMPを起動し、スタートボタンを押します。

phpMyAdminを開きます。

phpMyAdminを開くと、画像のような画面が開きますので、
左サイドバーの“新規作成”をクリックします。

右側にデータベースの新規作成欄が表示されますので、”データベースを作成する”の”データベース名”に、任意で名前を入力します。

データベース名はなんでも構いませんが、必ずアルファベットで記入してください。

今回は“demo”という名前にしました。

作成ボタンを押すと、データベースが作成されます。

本番環境のデータを書き換える

SQLのデータベース情報を書き換える

本番環境からエクスポートしたSQLをテキストエディタで開きます。

“Database”と書かれた行がありますので、右側に書いているデータベース名を、ローカル環境用のデータベース名に変更します。

先ほどローカル環境に作成したデータベース名は“demo”でしたので、“demo”を入力します。

wp-confign.phpのデータを書き換える

本番環境からダウンロードしてきたワードプレスデータをテキストエディタで開きます。

左画像のようにデータベース情報が記載されているところを探し、ローカル環境で作成したデータベース情報に書き換えていきます。

DB_NAMEにデータベース名を、
DB_USERにユーザー名を、
DB_PASSWORDにパスワードを
DB_HOSTにホストを入力します。

データベース名は先ほど作成しましたデータベース名“demo”です。
ユーザー名、パスワード、ホストの情報は、初期設定のままでしたらMAMP管理画面で確認ができます。

MAMP管理画面の中ほどにMySQL情報が記載された箇所がありますので、そちらをご確認ください。

ローカル環境のデータベースにSQLをインポート

ローカル環境で作成したデータベース(ここでは“demo”)をクリックし、上部のメニューバーの“インポート”をクリックします。

“インポートするファイル”部分から“ファイルを選択”をクリックし、ローカル環境用に情報を書き換えたSQLを選択します。

下の方へスクロールすると、インポートボタンがありますので、そちらをクリックします。

インポートが完了しましたら、左サイドバーのデータベース名の下にデータが出力されます。

このままでは、まだ本番環境の情報のままになっている部分がありますので、一部変更作業をしていきます。

wp-optionsをクリックして開きます。

siteurlとhomeのURLが本番環境のままになっていますので、ローカル環境用に変更します。

左の画像は既に変更済みの状態になっております。

今回は、本番環境からダウンロードしてきたワードプレスデータを、htdocsファイルのすぐ下に入れましたので、
siteurlもhomeもhttp://localhost:8888/demo
となります。

ローカル環境のURLにアクセスして確認する

ここまで完了したらhttp://localhost:8888/へアクセスし、demoファイルを選択して、本番環境同様にローカル環境が表示されたら完成です。

localhost:の右側にある数字は、ポート番号です。
MAMPアプリのReferenceからPorts画面を開くと確認ができます。
Apacheのポート番号を入力してください。

ローカル環境の管理画面にアクセスする方法

ローカル環境の管理画面にアクセスするには、http://localhost:8888/demo/wp-adminで管理画面のログイン画面が表示されます。

IDとパスワードは本番環境のものと同じです。

以上が、本番環境のワードプレスからローカル環境を作成する手順になります。